今回、ご相談させていただいたＳ様邸はＲＣ造、玄関には私たちが「フロント」と呼ぶビル用の部材を使った特注のこだわり玄関でした。

外観も古くなってきてしまったし、部屋の2重窓工事もほぼ終えて、玄関だけが断熱されないまま残っているということで玄関リフォームへ。

問題は既存ドアの高さです。写真では普通に見えるこの玄関、
実はランマまで含めた高さが２７００ｍｍオーバー。
これ、ドアリモのランマ付き枠の最大製作寸法を超えてたりするんですよね・・・(苦笑)

カタログや窓の図面を見ながら社内のみんなで相談。
部材の断面図などを広げ、どうしたら一番キレイで、機能的で、
しかも性能上も、施工上も問題なく取り付けられるかを考えた結果、
「窓とドアリモをくっつける！」という作戦でいこうと決定。
技術と知識が求められる瞬間。ここはプロの腕の見せ所です。

施主様とも相談、外観ドアの高さはなるべく高めにして残りをランマにし、
開放的ながらも明るさもとれる玄関へリフォームにする方向で決まりました。

そして、いざ既存ドア撤去。やっぱり大きい(笑)

途中経過の写真は施工に夢中で撮り忘れてしまいました（＾＾；

みんなで考えただけあって一体型と見紛うばかりの完成。
内外ともに検討どおりの仕上がりで、施主様にも大喜びいただきました。

1日でこの変化は施主様だけでなく、周りの家の方もビックリだったかと。

通気も確保で快適な玄関へ。

そして、施主様相談の上で選ばれたS17型。
こちらはスリットの窓が開き戸になっており、
玄関を閉めたままでも通気が可能です。

この窓のおかげで、玄関ににおいがこもることも
なく、いつでも快適に。
私たちにとっても思い出に残る仕事をさせて
いただきました。

実はS様邸。解体時に見える裏の勝手口も今度、
リフォームされます。
これによってお家がどう変わるかはまた次回。

白河しらさかの森店　たくみでした。ではまた！